2024年1月9日 / 最終更新日 : 2024年1月9日 murakami Books 『燃えあがる緑の木 第一部「救い主」が殴られるまで』 ブックレビュー ☆5つ 『燃えあがる緑の木 第一部「救い主」が殴られるまで』 大江 健三郎 自らのルーツである四国の深い森の村に暮らしはじめた隆は、オーバー(長老)から土地の伝承を聞くなかでギー兄さんと呼ばれるようになる […]
2023年12月31日 / 最終更新日 : 2023年12月31日 murakami Books 『街とその不確かな壁』 ブックレビュー ☆4つ 『街とその不確かな壁』 村上 春樹 物語は三部構成になっている。 第一部:十七歳の僕と僕が恋した一つ年下の少女との実際の世界と、大人になった僕が入り込んだ、少女の想像上の〈壁に囲まれた街〉での物語 […]
2023年12月30日 / 最終更新日 : 2023年12月31日 murakami Books 『その気持ち、なんて言う?』 ブックレビュー ☆3つ 『その気持ち、なんて言う?』 NHK「言葉にできない、そんな夜。」政策班 思っていること、考えていることを言葉にするのは難しい。 うまく言えないけどこの気持ち、どう表現したらいいんだろう?、なんて […]
2023年11月18日 / 最終更新日 : 2023年11月18日 murakami Books 『墨のゆらめき』 ブックレビュー ☆4つ 『墨のゆらめき』 三浦 しをん 久しぶりに読んだ三浦 しをんさんの小説は、お得意の「働く人シリーズ」。 って、別にシリーズ化されているわけじゃないけど、三浦さんは職人的なお仕事に従事されている人を […]
2023年5月22日 / 最終更新日 : 2023年11月30日 murakami Books 『ラヴレターズ』 ブックレビュー ☆3つ 『ラヴレターズ』 吉本 ばなな 他 ラヴレター、自分では書いたことあったっけ。 ラヴレターとは「思いを寄せる人への告白の手紙」という認識をもっていたので、そういう意味では書いたことはないが、告白に […]
2023年3月31日 / 最終更新日 : 2023年3月31日 murakami Books 『本心』 ブックレビュー ☆5つ 『本心』 平野 啓一郎 2040年代の日本では、自らの意思で生命を終えることができる”自由死”が合法化されていた。 そして、それは医師の認可が必要だが、国の社会保障制度の破綻から志望者が急増してい […]
2023年3月15日 / 最終更新日 : 2023年3月15日 murakami Books 『鎌倉うずまき案内所』 ブックレビュー ☆4つ 『鎌倉うずまき案内所』 青山 美智子 2019年から2013年・2007年・2001年・1995年・1989年と、年代を6年ずつ遡った鎌倉が舞台の連作短編集。 自分を見失って、鎌倉の町を歩いている […]
2023年1月6日 / 最終更新日 : 2023年1月11日 murakami Books 『ゴールデンスランバー』 ブックレビュー ☆5つ 『ゴールデンスランバー』 伊坂 幸太郎 2008年 本屋大賞・第21回 山本周五郎賞 目に見えない大きな力によって、首相暗殺の犯人に仕立てられていく青柳 雅春。 全く身に覚えがないことなのに、それ […]
2022年12月31日 / 最終更新日 : 2022年12月31日 murakami Books 『一人称単数』 ブックレビュー ☆4つ 『一人称単数』 村上 春樹 8編からなる短編集。 本を読んでいる途中で、なにかのキーワードやエピソードに想起されて、 ”過去の記憶” や ”未来の想像” や ”まったくの空想” に思考が飛んでしま […]
2022年12月23日 / 最終更新日 : 2022年12月23日 murakami Books 『月の満ち欠け』 ブックレビュー ☆4つ 『月の満ち欠け』 佐藤 正午 第157回(2017年) 直木賞 受賞 現在上映中の映画 『月の満ち欠け』の原作。 ”著者の最高傑作”とか”奇跡の純愛小説”とかいう宣伝文句に乗せられて、図書館で予約 […]