『DEBUT AGAIN』
2013年、年の瀬に届いた訃報から2年以上が過ぎた今になって発売された、大滝 詠一さんのセルフカヴァーアルバム 『DEBUT AGAIN』。
スタッフが大滝さんの自宅スタジオの整理をしていて発見したという音源を中心に構成されている。
久しぶりに聴いた、滑らかでしなやかな歌声。
「怪盗ルビィ」 の華やかなアレンジと伸びやかな声、ストリングス・アンサンブルの 「夢で逢えたら」 も素敵だが、哀愁漂うイントロで始まる「Tシャツに口紅」が良い。
ラッツ&スターのものはリアルタイムで聴いていたが、当時はこんなに素敵な曲だとは思わなかった。
大滝さんのしっとりとした艶っぽさが際立っていて、一番好きだ。
今までなんとなく買いそびれていた 『EACH TIME』 をリマスタリングした20th Anniversary Edition も同時に購入したのだが、CD選書で持っている 『A LONG VACATION』 と 『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』 の20th Anniversary Edition もポチッとしたくなってしまった。