2016年9月19日 / 最終更新日 : 2016年9月19日 murakami Books 『大きな鳥にさらわれないよう』 ブックレビュー ☆3つ半 『大きな鳥にさらわれないよう』 川上 弘美 昔見た竹宮 恵子 さんのSFアニメ 『地球へ・・・』 のパクリっぽいけど。 まぁ、あの世界をさらに進めた印象のSFファンタジー。 あるいは、神話か創世 […]
2016年8月22日 / 最終更新日 : 2016年8月22日 murakami Books 『ツバキ文具店』 ブックレビュー ☆5つ 『ツバキ文具店』 小川 糸 鎌倉にある、文房具の販売と代書屋を営むツバキ文具店の跡を継ぐことになった雨宮 鳩子。 夏・秋・冬・春の4部で構成されるように、鎌倉の四季と共に綴られる代書屋としての鳩子 […]
2016年8月13日 / 最終更新日 : 2016年8月13日 murakami Books 『羊と鋼の森』 ブックレビュー ☆2つ半 『羊と鋼の森』 宮下 奈都 2016年 本屋大賞 若き調律師の成長の物語。 たまたま調律師の本が2冊続いてしまった。 この本は今年4月に本屋大賞を受賞してすぐに予約したものの、すでに150人以上 […]
2016年8月9日 / 最終更新日 : 2016年8月9日 murakami Books 『調律師』 ブックレビュー ☆4つ 『調律師』 熊谷 達也 ピアノの音に匂いを感じる調律師 鳴瀬 玲司が主人公の7編からなる連作短編集。 1話ごと、感じる匂いからピアノの問題点を探して調律・整音していく過程は、推理小説の謎解きのよう […]
2016年7月31日 / 最終更新日 : 2016年7月31日 murakami Books 『薬指の標本』 ブックレビュー ☆4つ 『薬指の標本』 小川 洋子 結末は対比的だが、よく似た印象の 「薬指の標本」 と 「六角形の小部屋」 の2編収録。 抱えきれなくなった思いや感情・記憶を”封じ込める” あるいは ”吐き出す” 。 […]
2016年7月28日 / 最終更新日 : 2016年7月28日 murakami Books 『ことり』 ブックレビュー ☆3つ半 『ことり』 小川 洋子 奉仕で幼稚園の鳥小屋の世話をする「小鳥の小父さん」。 「小鳥の小父さん」が、いわゆる孤独死しているところから物語は始まる。 小父さんには、鳥と小父さんにしかわからない言葉 […]
2016年7月28日 / 最終更新日 : 2016年7月28日 murakami Books 『あの家に暮らす四人の女』 ブックレビュー ☆3つ半 『あの家に暮らす四人の女』 三浦 しをん 古びた洋館に住む、浮世離れした母(鶴代)と娘(佐知)。 そして、そこに同居することになった佐知の友人二人を含めた、女性四人の共同生活はなかなかに楽しそう […]
2016年7月13日 / 最終更新日 : 2016年7月13日 murakami Books 『サブマリン』 ブックレビュー ☆3つ半 『サブマリン』 伊坂 幸太郎 『チルドレン』の続編なのだが、前作が短編集だったのに対し、こちらは長編。 はっきりは覚えてないが、前作のほうが主人公 陣内のキャラクターが際立っていて面白かった気 […]
2016年6月25日 / 最終更新日 : 2016年6月25日 murakami Books 『砂浜に坐り込んだ船』 ブックレビュー ☆3つ半 『砂浜に坐り込んだ船』 池澤 夏樹 まず、カバーの美しさに見とれてしまう。 此岸と彼岸の境のような(もちろん勝手な想像だ)蒼いグラデーションの風景。 8編の短編集。 死者と語る話しが4篇。すでに […]
2016年5月10日 / 最終更新日 : 2016年5月10日 murakami Books 『琥珀のまたたき』 ブックレビュー ☆4つ 『琥珀のまたたき』 小川 洋子 予約本の順番が回ってきたので、続けての小川 洋子さんだが、今回は長編。 以前、「小川洋子さんの描く世界は、どこかしら閉じている」 とレビューに書かれていた方がいたが […]