『羊と鋼の森』

ブックレビュー ☆2つ半

『羊と鋼の森』 宮下 奈都
2016年 本屋大賞

若き調律師の成長の物語。

たまたま調律師の本が2冊続いてしまった。
この本は今年4月に本屋大賞を受賞してすぐに予約したものの、すでに150人以上の予約があり、読めるのは早くても来年だと思っていたが、図書館が蔵書を19冊に増やしてくれたおかげで予想外に早く順番が回ってきたのだ。

さて、本屋大賞だし他の人のレビューを見ても評価が高いし、と期待していたのだが・・・
やたらと比喩が多くて、またそれがことごとくしっくりこない。
そもそもタイトルの『羊と鋼の森』っていうのが、羊→フェルト・鋼→ピアノの弦・森→調律の世界ってことらしいんだけど、なんかまどろっこしいというか気取った感じがして好きになれない。
直前に読んだ本のタイトルが『調律師』、と単純明快だったのでなおのことそう思ったのかもしれないが。

ストーリー自体はそれほど悪くないと思うが、キャラクター設定もみんな薄く感じたし、残念ながら僕の好みではなかった。

Photo
『羊と鋼の森』 宮下 奈都 著 文芸春秋

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