『PK』
ブックレビュー ☆3つ
『PK』 伊坂 幸太郎
3編の小説だが、いくつかのキーワードで繋がっている・・・のか。
うーん、繋がっていると言ってしまってよいのか。
いつもの伊坂のように本当につながっているわけではなく、同じ言葉・同じような状況が出てくるが、まったく違う話。
意に反することを、不気味な圧力で強要される。
よくわからないものの力によって
勇気を試されるエピソードで繋がっている。
表紙のイラストのドミノのように、ひとつの出来事がきっかけとなり、別の変化をひき起こす。
『勇気とは、勇気を持っている人間からしか学ぶことができない』 アドラー
『臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する』 アドラー