『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』

ブックレビュー ☆4つ

『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』 村上 春樹

村上さんの小説は、いつものことながら冒頭からしばらくは読みづらい。
面白くないから読むのを止めちゃおうかと思う気持ちを、「大丈夫、なんてったってこれは村上さんの小説なんだから、きっとそのうち面白くなるに違いない」 と心の中で励ましながら読み進める。
で、ふと気がつくとすっかり物語の世界・村上ワールドにハマっている。

主人公以外の人物が登場して、会話文が出てくると、読みやすく面白くなってくる。
独創的な比喩もいつも通り。
というか、近年の作品に出てきた比喩表現は、どうも凝りすぎてすんなりイメージできないことが多かった気がするが、この作品ではそんなふうには感じなかった。
主人公のユーモアのセンスも、僕が好きな初期のころの作品(『風の歌を聞け』から『ダンス・ダンス・ダンス』くらい)に似た印象をもった。

そういえば、本書を読んだ人の多くが行っただろうけど一応 ”免色(めんしき)” を検索してみた。
当然ながら、出版から2か月以上過ぎた今となっては出てくるのは 『騎士団長殺し』 絡みのものばかり、そりゃそうだよね。

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『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』 村上 春樹 著 新潮社

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