『青トレ: 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』
ブックレビュー ☆4つ
『青トレ: 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』 原 晋・中野 ジェームズ 修一
正月2日3日は、朝7時から昼過ぎまでほとんどTVの前に釘づけになっていた。
見ていたのはもちろん箱根駅伝。
今年は青山学院の圧勝に終わったが、青学の選手たち、とりわけ1区久保田選手・2区一色選手のフォームが目を惹いた。
スムーズな腕振りと、軸がぶれない安定した走り。
機能美という表現はおかしいかもしれないが、美しいフォームはスピード的にもエネルギー効率的にも優れているんだろうと感じた。
その青学の選手たちが取り組んできたコアトレーニングの本がDVD付で出ていることを知って即購入。
ストレッチはいままでも運動前後にやっていたことやその応用で、身体の動きを伴うので馴染みやすいのだが、肝心のコアトレーニングが難しい。
表面的には深い腹式呼吸くらいの動きでしかなく、柔軟性や筋力がなくても出来るが、腹横筋を使って正確に行わなければならない。
地味で地道なトレーニングを必要とする。
はじめる前から宣言するのもなんだが、コアトレーニングをこの本に従ってすべてやっていくのは無理だなぁ。
ただ、基本の腹横筋を使うトレーニングは習得すれば、普段の生活の中で(たとえば車の運転中でも)意識さえすればできる気がする。
付録のDVDには青学四天王と呼ばれる4人が動作のモデルとして出演していて、身体の動きがとてもわかりやすい。
ここはひとつ神野選手たちといっしょに青トレを続けて、秋には美しいフォームで走れるようになりたい、と思うのだ。