『あの家に暮らす四人の女』
ブックレビュー ☆3つ半
『あの家に暮らす四人の女』 三浦 しをん
古びた洋館に住む、浮世離れした母(鶴代)と娘(佐知)。
そして、そこに同居することになった佐知の友人二人を含めた、女性四人の共同生活はなかなかに楽しそうだ。
さらに、同じ敷地内の離れ(母娘は守衛小屋と呼んでいる)には高倉健に憧れる山田老人が生活している。
山田に対する母娘の態度とその変化も良い感じ。
そんな彼らの日常生活を描いてくれるだけで面白かったのに。
大ガラスが語ったり河童のミイラが動き出したり・・・これは僕にはマイナスポイントだった。