新たな国語辞典
新たに国語辞典を買った。
新しい国語辞典、ではない。新たに国語辞典、だ。
買ったのは、17年も前に発行されたものだから。
それでも僕にとっては新たなのだ。
今持っているのは、40年近く前に伯母からもらった『三省堂 国語辞典』。
使いやすくて良い辞書だが、なにせ古いし表紙も取れて持ちづらいしで、ここ数年はgoo辞典に頼って、ほとんど使ってなかった。
けれどやはり紙の国語辞典が1冊欲しいと思っていた。
『舟を編む』を読んで以降はなおのこと。
で、どうせ買うなら独特の語釈と用例で「新解さん」と呼ばれ親しまれている?新明解が良いかなと。使い慣れた辞典と同じ三省堂だし。
新しい言葉はネットで調べればよいので、最新のものよりも特徴が際立っていた、ちょっと前のもののが面白そうだ。
で、今日通りかかったBOOKOFFで見つけたのがこれ。
残念ながらマニアに人気の第四版ではなく、第五版。
箱はちょっと痛んでいたが、辞書自体はそれほど使い込まれた様子もないし、とにかく安かったし。
序文を読むと、この版の編集途中に主幹の山田 忠雄 氏がお亡くなりになったらしい。
つまり、山田主幹の直接の意見が反映された最後の版、とういうことになるのか。
学生のころは小説を読んでいても解らない言葉が多くて、よく辞書を引いてたっけ。
この国語辞典を手にして、久しぶりに辞書を引く楽しみを、思い出した。
* 新明解 国語辞典 第五版 三省堂 108円 BOOKOFF 安城店