『家日和』
ブックレビュー ☆3つ半
『家日和』 奥田 英朗
僕にとっては、伊良部シリーズ3冊以来の奥田 英朗。
というか、伊良部シリーズしか読んでないので、あの強烈なキャラクターに大笑いした記憶からすると物足りなさがあったが、これはごく普通の人・普通の家庭のお話だから仕方ない。
【日和】 ① その日の空模様。② 何かをするのに好都合な天候のぐあい。
(新明解 国語辞典 第五版 より)
家・家庭は本来いちばん気が休まる居心地の良い場所のはず。
でも、いつもそうとは限らない。
ちょっとした心遣いや思いやりで、居心地悪かったのが心地良くなることもある。
人から見たら不幸な出来事でも、本人にとっては幸せだったりすることもあるのだと。
もちろん、逆もある。
要は気の持ちよう・考え方ひとつってことか。
さて、我が家はといえば・・・考えるな、信じろ! 今日も家日和だ。