『仏さまに愛され、幸せに生きる35の習慣』
ブックレビュー ☆4つ
『仏さまに愛され、幸せに生きる35の習慣』 松永 慈弘
自分から手にすることは無い本だが、ブックレビューを投稿しているSNSの献本で当選したので。
還暦を迎え心穏やかに余生を送りたい、と強く願っている訳でもないし、そもそも人生100年時代とか言われる現代ではあと40年近くある人生、まだまだ余生とは言えないけど、それでも子育てを終え、それなりに仕事をこなし、日々衰えを感じるなか、これからの時間をより良いものとしたいとは思っている。
そんな時に出会った一冊。
以下の4章で構成されている。
● 第1章 仏さまに愛される! 基本の16の習慣
16と言っても重なるものも多いので大きく分けて、人にやさしく接する・ものごとを前向きに考える・謙虚になる、ということを意識するということか。(多少乱暴な集約ではあるけど)
もちろんそれを実践するのは簡単ではないけど、意識するかしないかではずいぶん違ってくると思う。
難しく考えず、ほんの少しの心配りで出来る行動、困っている人に手を差し伸べる(電車で席を譲るなど)ことから始めればよいと。
ここでの一番の収穫は、「事実は一つ、考え方は二つ」という言葉。
● 第2章 もっと仏さまに愛される! 応用の19の習慣
第1章の基本をもう少し具体的に、身(身体)の正し方・口(言葉)の正し方・意(意識)の正し方に分けてわかりやすく述べられている。
ここでの学びは、「ありがとう」をいつも心に留めておくことが大切だと。
● 第3章 最高の人生へー仏さまと直接結びつきましょう
スピリチュアルな印象のタイトルだが、1章・2章の習慣を仏さま=大いなる存在を意識して行う、ってことなのかな。
そして、実際に仏さまを意識する方法として、瞑想のやり方と効果について書かれている。
● 第4章 それでも人生がうまくいかない方のために
これは、商業サイトなどでよく見る「お客様の声」のようなものかと。
著者のもとに寄せられた相談事・困り事の実例・体験談。
さて、ここに記されている習慣をすべて実践することは難しいが、折に触れ手に取り思い起こしたいと思っている。
きっと三日もすればほぼ忘れてるだろうから、仕事がらみでよく聞くPDCAを回していくことが大事だよね。
『仏さまに愛され、幸せに生きる35の習慣』 松永 慈弘 著 セルバ出版